第1試合 ●2-3 vs ライフネットSC
得点者:シュウ、アライ
スタメン:
GK リンタ
DF ダイゴ、ソウスケ、ミツキ
MF ハル、ケイタ、シュウ
FW アライ
U10Bとしては初めてホームで迎える公式戦。絶好の秋晴れと言いたいところだが、厳しい残暑の1日。スタメンには新メンバーのハルが起用されフレッシュな陣容。試合前には戦う気持ちの重要性と声掛けの意識をコーチから伝えられ試合に臨んだ。試合開始から体の大きい相手にハイプレスをかけ、いい形のボール奪取からショートカウンターをしかける。相手のDFラインでのボール回しを執拗に追いかける中で、アライから浮き球のパスがケイタにわたり、ペナルティアーク付近から思い切ったボレーシュート!これは惜しくもクロスバーにあたりゴールライン付近に落下した後枠外に出てしまう。ゴールラインテクノロジーの出番か?思うほど惜しいシュートで一気に勢いづいたが、ピンチも多々ありGKリンタの絶妙の飛び出しやソウスケの体を張ったクリアなどで難を逃れ0-0で前半を終える。前半はダイゴ、ミツキを含めたDFラインはコンパクトに保たれ、抜群の連携と最高のポジショニングで相手にそれほど隙を与えなかった。後半開始後疲れが見えてハイプレスが効かなくなり、押し込まれる時間が増えてしまう中、惜しい形で2失点。敗色濃厚かと思っていたところに、ケイタの左サイドへのパスから、たちばなのスピードスター、シュウが左サイドを突破し、そのままゴール!歓喜に包まれる。残り5分程だがこのゴールで一気に勢いづき、DFラインは立ち上がりのハイラインで再度プレッシャーをかけボールを積極的に奪いに行く。するとケイタにスルーパスが通り、キーパーをおびき寄せてからの絶妙の折り返しをアライが執念でゴールに流し込み同点に!!これはもしや記憶に新しい悪魔のベルギー代表か??その後もショートカウンターから勝ち越し点を取りに行くが、終了間際に自陣ペナルティエリアのすぐ外でFKのピンチを招く。この時点でアディショナルタイムに突入。相手のFKは大きな弧を描きゴールポストに当たったが、跳ね返りを押し込まれ万事休す。こんなドラマが。。。試合終了のホイッスルを聞いた子供達の顔を見たら、今までに見せたことのない悔しそうな顔をしていた。あと少しで手が届きそうなものを失った、初めて体験する悔しさ。こういう経験で子供達は大きく成長するのだろう。
第2試合 ●2-4 vs 大崎SC
得点者:シュウ、アライ
スタメン:
GK ダイゴ
DF ケイタ、ソウスケ、ミツキ
MF アツシ、アライ、シュウ
FW リンタ
気を取り直して、負けられない2試合目。メンバーも変えていざ出陣。初出場のアツシは緊張気味だったが、試合がはじまったら臆せずに相手に向かっていく。するとまたもや左サイドをえぐったシュウがドリブルで切り裂き先制点をゲット。相手もシュウがボールを持つと相当嫌がっていたように見えた。その後もリンタの足裏を使ったトリッキーなボールさばきやポストプレーを起点にチャンスを量産して追加点の期待が高まったが、相手に2点を取られてしまい、1点ビハインドでハーフタイム突入。後半も一進一退の攻防から運の悪い形で2失点してしまったが、試合終了間際にアライがGKが前に出てるのを見逃さずミドルシュートを決めて一矢報いた。この試合もDF陣が踏ん張り、ソウスケは体をぶつけてボールを奪い、ケイタは突破を許さず最終ラインからフィードを繰り出し、ミツキも疲労困憊の中インターセプトからカウンターにつなげるパスを供給した。キーパーのダイゴも本人によると4失点は不本意だったようだが、後方から大きな声で味方のポジショニングをコーチングし、みんなの見本になる声掛けでチームを盛り上げてくれた。途中出場だったカイ、コタロウ、ヨシヒロ、ミナトも練習の時よりもハツラツとしていて試合の方がいいプレーをしていたので、今後も出場時間を伸ばしてさらにいいプレーが期待される。
総評:結果は2連敗スタートとなってしまったが、春の大会に比べ、仲間との連携とチームワークの面で大きな成長が見られ、次節以降が楽しみになる内容だった。