1か月程中断があり、久しぶりのU-12リーグに参加しました。強い相手だが最後の1試合は勝利で飾りたい。会場は境川遊水池公園で冬芝がきれいなピッチで最高の舞台。寒さが厳しいが元気でふっとばそう!

【1戦目:公式戦】 VS 折本SC △2-2
スタメン
FW タイガ
MF コタロウ ケイタ ショウキ ミツキ
DF ソウスケ キョウスケ
GK ルイ
(交代)コタロウ→ユキナリ
序盤は相手のプレッシャーに苦しんだ。センターバックがボールを受けるとサイドを限定してプレスをかけてくる相手FWの圧力に屈し、危険な位置でのボールロストから、センターバックが一対一の対応を余儀なくされてしまい、数度エリア内侵入を許してしまった。コタロウ、ミツキのサイドハーフが全速力で最終ラインに戻り数的有利を作ることで何とか事なきを得た。ソウスケは1対1がものすごく強くなった。相手に裏を取られそうになっても、体の当て方が最高にうまくマイボールにしてくれる。DFのスペシャリストに進化して本当に頼もしい!相手のエースはかなりの強者だったが互角以上に渡りあってくれた。前半途中から、センターバックがボールを保持している時にミツキをできるだけ高い位置で我慢させ、裏に抜ける駆け引きをすることで、相手サイドハーフのポジションを押し下げ、キョウスケがドリブルで高い位置まで持ち上がることができるようになった。いい形で前線にパスを供給できるようになり、次第にたちばなペースに持ち込むことができた。その後途中から左サイドに入ったユキナリが得意の変幻自在のドリブルで相手を混乱に陥れて、右サイドで執拗に縦への仕掛けをおこなっていたミツキに加えて、両サイドからの攻撃を活性化させ得点の予感を感じさせる展開に。裏に抜けたユキナリがGKとの1対1のチャンスを迎えたシーン、ケイタが左サイドを突破して確度のないところからシュートしたシーン、あと一歩というところまで行ったが得点には至らず。終了間際にはショウキのFKがクロスバーに嫌われ、そのこぼれ球からシュートの嵐という分厚い攻撃を見せたが相手の守備は固く、スコアレスのまま前半を終了。
前線のプレスのかけ方と攻撃時の連携面を確認し、気合を入れてたちばなボールで後半スタート。前日のなぎさカップ決勝戦を観戦いただいた宍戸代表からキックオフのやり方に関してきつーいお言葉を頂いた効果が早速現れました。後ろに下げると見せかけて、裏に走るミツキにショウキから絶妙なロングパスが供給され、敵陣深くにいい形で侵入することができた。さすが有難いお言葉、選手に響いて早速話し合ってくれたようだ。その流れからケイタが高い位置でボールカット、そこからタイガに一旦預けて、もらった落としを裏に抜けるショウキにスルーパス。ショウキは相手から遠い位置に絶妙のトラップをしてそのまま逆サイドに矢のようなシュートを突き刺した。3人が連動した素晴らしいゴール!!このゴールはタイガのポストプレーの意識の高さが産んだゴールだ。

これで勢いに乗るが、一瞬のミスからその直後に失点してしまう。クリアミスを拾われセンターバックの間を通すスルーパスに対応できずあえなく失点。非常にもったいない形で失点してしまった。その後もユキナリの飛び出しのこぼれ球を狙ったケイタのミドルシュートは相手GKのファインセーブに阻まれ、同じくケイタの前線からのプレスからのボール奪取からのシュートはクロスバー直撃という惜しいシーン連発だが、残り3分というところで再びクリアミスから失点。イメージ的にはこの2失点に関わるシュートしか打たれてないのになぁ。相手ゴールキックでラストプレーかと思われた瞬間にものスゴイプレーが見れました。味方のパスカットからショウキボールが渡り、中央、イメージ的にはゴールから25mくらいの距離で相手DF2人を相手にドリブルでスペースを作り、マルセイユルーレットからの弾丸ミドルシュートが左サイドネットに突き刺さった!これにはジズーもビックリ!!というビューティフルゴール。なかなかお目にかかれないスーパーな個人技でなんとかドローに持ち込み試合終了。
前線から連動してプレスを掛けられた場合は高い位置でボールを奪え、チャンスにつなげることができていた。タイガとケイタがボールホルダーにプレスを掛けにいく形は相手の脅威になっている。それから1点目にみられたように、タイガのポストプレーから効果的にチャンスメークができるようになった。ケイタ、ショウキが簡単にタイガに預けてもう一度受けなおす形がもっと見られればもっと得点が量産できるぞ。トライアングルがうまく形成できるよう意識して連動していこう。この試合で見られた課題はビルドアップの部分。相手が効果的にプレスをかけてきてはいたが、もう少し相手の間に顔を出す動き、スペースを作る動き、立ち位置を改善する必要がある。今日は芝生のピッチでボールスピードが出なかったけど、普段から速く正確なパスを心がけていればなんてことはないよね。相手にボールを奪われず効果的に前進できるよう課題意識をもって取り組んでいこう。
【2戦目:TRM】 VS C.F.C ●1-5
スタメン
FW コタロウ
MF ルイ ケイタ ショウキ ミツキ
DF ソウスケ キョウスケ
GK ユキナリ
(交代)ミツキ→タイガ、ミツキ→ケイタ、キョウスケ→ケイタ
1試合目の激闘と前日の疲れもあってか、立ち上がり集中力を欠いてしまって立て続けに失点して試合を壊してしまった。競合相手に集中してなかったら試合にならないよね。この試合もタイガを頂点としたトライアングルで攻撃の形は機能していた。一矢を報いたケイタのゴールもタイガの絶妙のアシストから生まれたゴールだった。相手はサイドに秀逸なドリブラーがいて、レベルの高い選手が揃ったいいチームだった。素晴らしい相手と力試しができるいい機会だったのに集中力の欠如から試合を壊してしまったのではもったいない。試合の準備の仕方をもう一回見直すきっかけにして欲しい。この試合コタロウはFWからはじまり、サイドハーフ、サイドバックのポジションをそつなくこなした。止める、蹴るの能力は格段に成長しているよね。あとはディフェンスに戻るときのダッシュだったり、次のプレーの予測を高めればもっと自分の特徴を出してチームに貢献できるはず。
素晴らしいグランドで2試合させて頂く機会を頂いて本当に有意義な一日になった。うまく行った点、と課題を把握して港北区トーナメントに向けて準備しょう。
U12コーチ 河本