昨日まで、しとしとと雨が続いていましたが、本日は曇り。能見台のグランドは水はけがあまり良くないようで、2時間遅れの開始となりました。現地に到着すると、水たまりのないエリアでうまくグランドが作られていました。主管の富岡SCさん、ありがとうございます。
■結果 vs文庫FC ● 0-6
■フォーメーション
FW ユウヤ
MF オウスケ ヨウイチ タイガ
DF アヤカ アラタ ソウタ
GK ユウシ
(ユウヤ⇒シンゴ、タイガ⇒カナタ、ヨウイチ⇒コウヨウ、ソウタ⇒ハル)
■総評
本日は、カナタとコウヨウが1か月ぶりに怪我から復帰しました。久しぶりの実戦ということもあり、前半はベンチスタート。6年生が不在の間を支えてくれた5年生中心の布陣で臨みます。
先週から、試合に真剣に臨むこと「気持ち」の部分を繰返し彼らに伝えてきました。アップの段階から引締まった表情で、良い準備ができている感じです。
テーマはいつもと一緒ですが、形骸化している様子だったので、時間をかけてどうして以下3点が必要かを、もう一度確認し合いました。
①池・川を作らない:強い相手に1対1で勝負しても敵いません。でも、1対2であれば負けないし、1対3なら勝てるかもしれない。局面局面で数的に有利な状況を作れれば、強い相手とも良い勝負ができます。その為には、「速い攻守の切替」、「前線からの強いプレッシャー」が必要になります。「走る量」も大変多くなりますが、みんなで頑張ろうと約束しました。
②球際で負けない:どんなに上手な選手でも、強いプレッシャーの中で自由にプレーすることは難しいものです。ましてや寄せが早く、身体を入れてこられたり、ルーズボールを競ってきたり、取られても取返しに来たりされたら、相手はとても嫌がるものです。球際の勝負は「はじめの1歩」を踏み出す気持ちがあるか否かで大きく変わります。この「1歩」を全員で頑張ろうと約束しました。
③最初のパスを大事に(無駄にしない):自分が保持しているボールは、チームのみんなが一生懸命奪ってくれたボールです。これを適当に扱うのではなく、丁寧に大事に、できるだけ確実に仲間に繋ぎたい。最初のパスが繋がれば、ピンチを免れ、次のパスが繋がればチャンスになります。ボールを持っている人だけでなく、周りの選手もパスが受けやすい様に動いて、自分達のボールを大切にすることを約束しました。
試合が始まると、今日はオウスケの動きがとても良い。強いプレスに行き、奪ったボールを丁寧なパスで味方に預け、自分は動きなおして再度ボールを貰うことができました。サイドハーフながら、チームの起点になってくれていました。後半はヨウイチに代わりセンターハーフを務めましたが、中盤のスペースが無い中でも、しっかりボールを収めてシンゴと良い連携を演出してくれました。オウスケが頑張るとチーム全体が盛り上がるね。
アヤカは、今までボールを奪うのは6年生にも全く負けない強さがある一方で、奪った後の雑さが勿体なかったのですが、今日は違います。少ないパスコースにセーフティなパスを出す意識がプレーにとてもよく出ていて、左サイドでオウスケとよく連携できていました。
最近のアラタは、元気がなかったのですが、今日は違いました。センターバックとして速いライン上げをしてくれたし、強い身体能力を活かした守備でみんなを引っ張ってくれました。
途中出場のシンゴはまるで別人のような活躍。前線で強いプレスをかけてくれたり、オウスケと常に近くでプレーして、互いにボールを預けては貰い直して、とても良い動きができました。シンゴが動いてくれることで、チームがこんなにも変わるとはコーチもびっくりしました。前線でシンゴがプレスをかけてくれるので、高いラインのサッカーが効果的になりました。
そして、久しぶりに出場のカナタとコウヨウ。二人とも15分未満の出場でしたが、やはり流石です。二人ともしつこい守備に力を注ぎ、チャンスとあらば一気に攻撃にシフトし、速い攻守の切替えを実践してくれました。味方への声かけもとても有難かったです。無理せず、徐々に復帰を果たしてくれると良いなと思います。
本日もスコアは大敗ですが、内容はとても良く、一人ひとりの意識が大きく変わったゲームでした。その証拠に、10/10(祝)の下田小学校での練習では、5年生vs6年生のミニゲームを行ったのですが、熱気が凄く、今までで一番良い練習だったと思います。悔しいリーグ戦でしたが、これを血肉にする君たちは強い。コーチが勉強させて貰いました。ありがとう。これからも頑張っていきましょう。
采配:吉田コーチ